リウマチの症状・痛み
他のページでもご説明しているように、関節リウマチは早期発見・早期治療がたいへん重要ですが、難しい現状があります。そのため、このページではリウマチの症状・痛み、それから日常生活で起こる支障についてご説明いたします。
リウマチの症状
繰り返しになりますが、関節リウマチは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、放置すると関節が変形してしまう病気です。病気の進行により日常生活、そして家事・仕事などへの影響が出てしまうため、早期発見・早期治療がたいへん重要です。
しかし、症状は「関節が痛くなる」といってもそのような病気はとても多いため、患者さんの来院が遅れたり、正確に診断するのが意外と難しい病気と言われています。ですから、皆さまにおいては、まず小さな症状も見逃さずに、ご心配なことがあればお気軽にご相談にきてほしいと思っています。
こんな状態が続いたりしていませんか?
個人差はありますが、関節リウマチの場合、日常生活では下記のような支障が出てきます。次のような「支障が続いている」もしくは「心配なことがある」っというときは、お一人で悩まずご相談ください。
- 服のボタンが外しにくい
- 家の鍵が開けにくい
- ハサミやホチキスが使いづらい
- 食事の時、お箸が上手く使えない
- ふきんが絞りにくい
- 靴ひもが、結びにくい
- 歯ブラシが、持ちにくい
- 床を歩く時、足裏が痛い
こんな症状や痛みに不安を感じていませんか?
関節リウマチの初期症状は、関節の炎症に伴うこわばり、腫れと痛み、発熱などです。その他にも、疲労感、食欲不振、体重減少などの全身症状が生じることもあります。
早期の治療で解決できること
早期に適切な治療を行うことで関節破壊の進行を防ぎ、関節機能を維持することができます。また、症状については、日常生活や家事、仕事への影響を少なくすることができます。
最近の研究では、関節破壊は、発症後の早期から進行することが明らかになっています。発見は、早ければ早いにこしたことはありません。また、検査をして何も無ければそれで安心できます。関節リウマチではないかと思ったときは、ためらわず、早めにリウマチ専門医の診察を受けることをおすすめします。